週明け、日本株はまた下落?

著者:中原良太
投稿:2017/11/19 11:14

【週明け、日本株はまた下落?】

11月17日の日経平均は小幅高となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは1つも無く、
値下がりした業種は33業種となりました。

また、日経平均は前日比45円68銭高となりました。

先週は、前半に弱気な推移が目立ったものの、
週末にかけて動きが強気方向へと振れ、

なんとか強気姿勢を維持した格好でした。

一方、、、

週明けの相場展望としては、

週末に円高が急激に進行しており、
1ドル=112円台にまで、
一気に円高となりました。

これが売り手掛かりとなり、
週明け早々の日本株市場は、
上値が重たくなりそうな雰囲気。

これまで、特にもみ合いもなく、
スイスイと相場上昇してきただけに、

ふたたび、元の水準まで、
ストンと一気に下落してもおかしくない。

だからこそ、怖い状況と言えるでしょう。

市場への投入資金量を減らしたり、
銘柄分散数を増やすなど。

リスク管理の姿勢を強めた方が良さそうです。

相場の上昇が期待しづらい、
今のような状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ 電気機器(同+8.46%)
◯ 石油・石炭(前月比+8.37%)
◯ 工業(同+6.65%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

今のところのCME先物市場の動向を見ると、
11月17日7時37分現在でCME日経平均先物は対日経平均比-82円。
かなり弱気な動きを続けています。

何らかの買い材料が出ない限り、
上昇は難しいかもしれません。

今のところは、あまり資金を投入せず、
様子見したいところ。

11月20日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想