午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、5年債入札の強い結果が下支え

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/19 15:59
 19日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸。日経平均株価の上昇が重荷となったが、この日に実施された5年債入札が強い結果となったことが下支えした。

 債券先物は売り先行でスタート。世界的な株高を背景に、18日の米長期債相場が下落した流れを引き継ぐかたちとなった。ただ、下値は限定的で、売り一巡後は押し目買いで持ち直す展開。午後に発表された5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)がゼロ銭と前回(9月12日)の3銭から縮小し、応札倍率は4.24倍と前回の4.07倍を上回り、債券先物はこれを好感して一時150円45銭まで上昇した。

 この日の先物12月限は150円28銭で始まり、高値は150円45銭、安値は150円26銭、終値は前日比2銭高の150円38銭。出来高は3兆5559億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日に比べ横ばいの0.065%、20年債が同0.010%上昇の0.600%、30年債が同0.005%上昇の0.885%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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