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◎〔NY金〕反発(12日)

 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でインフレ動向に関して参加メンバーの意見が依然一致していないことが明らかになったことから、金利を生まない資産である金が買われ、反発した。中心限月12月物の清算値は前日比7.60ドル(0.59%)高の1オンス=1296.50ドルとなった。
 前日午後に公表されたFOMC議事要旨では、追加利上げのカギとなるインフレ動向に関して意見がなお割れていることが判明。米連邦準備制度理事会(FRB)が想定する「年内あと1回」の利上げに強い確信が得られていないことが明らかになったため、金利を生まない資産である金に買いが入った。また、北朝鮮やスペイン情勢などの地政学的リスクのほか、トランプ米政権の政策運営に対する不透明感がくすぶっていることも、安全資産とされる金にとっては支援材料となった。
 ただ、翌13日には米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、様子見ムードも広がったため、午前中ごろからは小幅な値動きとなった。CPI統計が追加利上げを後押しする内容になるかどうか、市場は注目している。
 金塊現物相場は午後1時51分現在、9.560ドル高の1294.995ドル。(了)
[時事通信社]
配信元:時事通信