GNIは急伸、開発中の肝線維症治療薬が米国で治験許可申請承認を取得

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/02 10:50
 ジーエヌアイグループ<2160.T>は急伸。午前10時ごろ、肝線維症治療薬として開発を進めているF351(一般名:ヒドロニドン)の米国における治験許可(IND)申請に対して、米国食品医薬品局(FDA)から第1相臨床試験開始の承認を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 F351は、慢性肝炎に伴う肝線維症を治癒できる可能性のある、経口で投与する低分子の新薬候補化合物で、同社が特許を保有している。現在、抗線維化薬として用いられているピルフェニドンに比べて、肝線維症および腎線維症に罹患したさまざまな動物モデルで線維症の減少に強い作用を持つことが示されており、中国では現在、B型慢性肝炎に伴う肝線維症の治療薬として、第2相臨床試験を行っているという。

 なお、同社では米国において非盲検で、単回投与および多回投与の第1相臨床試験を実施する予定だが、そのために必要な手続きを18年前半に開始する予定で、試験の予備的な結果は18年中に判明すると期待しているという。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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