ソフトバンクに強弱感対立、10兆円ファンドで業容拡大もアリババ株の動向が重荷
ソフトバンクグループ<9984.T>は売り買い交錯。前日に5日ぶりに反発し目先底入れの兆しをみせたが、きょうは強弱感が対立している。同社がサウジアラビアなどと共同で立ち上げた10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に思惑が高まっている。直近ではインドのネット通販最大手フリップカートが同ファンドからの出資を受け入れる方針を発表、筆頭株主となる見通しで、これがソフトバンクの業容拡大への期待につながっている。
一方、同社株の波乱要因となっているのが4~6月期決算発表で影響が明らかとなったアリババ株の動向だ。英半導体大手アームHD買収資金調達に際し、複雑なスキームを採用したアリババ株売却が火種となっている。アリババ株は16年6月に3年後の先渡し契約での売買取引を行っており、19年6月までの3年間は四半期ごとにアリババ株の株価水準が影響する。アリババ株が上昇するほどその分を損失として会計上処理する必要があり、ソフトバンク株にはネガティブに働く。前日にアリババ株は続伸し2%の上昇をみせており、これが株価の重荷として意識されている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
一方、同社株の波乱要因となっているのが4~6月期決算発表で影響が明らかとなったアリババ株の動向だ。英半導体大手アームHD買収資金調達に際し、複雑なスキームを採用したアリババ株売却が火種となっている。アリババ株は16年6月に3年後の先渡し契約での売買取引を行っており、19年6月までの3年間は四半期ごとにアリババ株の株価水準が影響する。アリババ株が上昇するほどその分を損失として会計上処理する必要があり、ソフトバンク株にはネガティブに働く。前日にアリババ株は続伸し2%の上昇をみせており、これが株価の重荷として意識されている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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