＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」１位にＡＳＪ

　「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の２６日午前１０時現在で、ＡＳＪ<2351.T>が「売り予想数上昇」１位となっている。

　２６日の東京株式市場で、ＡＳＪの株価は大幅続落。東証が２５日、ＡＳＪ株の信用取引の委託保証金率を、２６日売買分から５０％以上（うち現金２０％以上）に引き上げると発表した。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を、現行の３０％から５０％（うち現金２０％）に引き上げると発表している。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となっているようだ。

　同社は１７日の取引時間中に、「ランダムネットワークコーディング」に関する新技術の論文がＩＥＥＥ（国際電子技術者学会）に承認されたと発表。これを好感した買いが継続し、１６日終値で３７２円だった株価は、２４日終値では１３１３円へと、わずか６営業日で約３．５倍の急騰を演じた。短期急上昇の反動で、きのう、きょうは大幅続落となっている。

　この論文は、同社グループの米現地法人ＡＳＵＳＡ　ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎのＣＥＯで工学博士の西田博史氏とオレゴン州立大学で共同研究していたもの。クラウドサービスを構築するために利用される主流のストレージサーバと比較して大幅な高速化を実現可能とし、ハードウエア容量を最大３分の１にする画期的な技術としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）