幸楽苑ＨＤ、非開示だった今期経常は76％減益へ

　幸楽苑ホールディングス <7554> が1月13日大引け後(15:00)に非開示だった業績見通しを発表。17年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比75.8％減の2億円に落ち込む見通しと発表した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　平成29年３月期の通期の業績予想につきましては、店舗での異物混入による問題の影響により合理的に見積もることができなかったため未定としておりましたが、現時点において入手可能な情報や予測等に基づき、修正することといたしました。　連結売上高につきましては、新規出店数は増加（当初23店舗、見込み30店舗）しているものの、当該問題の影響により連結子会社の売上高は、回復傾向（既存店売上高前期比：第３四半期実績90.6％、第４四半期見込み94.2％、１月11日現在95.3％）でありますが期初の想定を下回る見込みであります。利益については、売上高の減少に伴う利益の減少に加え、直接的な費用及び再発防止対策費用等を見込んでおります。　販売費及び一般管理費につきましては、エネルギーコスト等の低減を図ったものの、最低賃金引き上げによる人件費の高騰や新規出店数の増加及び店舗外観・内装のリニューアルによる店舗人件費及び経費の増加（292百万円増加）を見込んでおります。また、営業外収益においては、店舗移転に伴う営業補償等を見込んでおります。　なお、当該問題に伴う具体的な利益影響見込額は次のとおりであります。主な内容　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　利益減少額売上高に対する影響：直営店舗売上高減少額　853百万円 　　　　627百万円食材廃棄・食材変更 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　62百万円［営業利益影響額］ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ 689百万円］再発防止対策費用 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　28百万円フランチャイズ店舗に対する営業支援 　　　　　　　　　　　　　　　 　 　21百万円その他 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　7百万円［経常利益影響額］ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ 57百万円］調理機器撤去・廃棄 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 35百万円［税引前利益影響額］　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ 35百万円］合　　計 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 782百万円(注)　業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、予想につきましては様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。