東京株式（前引け）＝続伸、欧米株高を背景にリスク選好ムード続く

　８日前引けの日経平均株価は前日比１５２円３４銭高の１万８６４９円０３銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は１３億８５２３万株、売買代金概算は１兆５６７６億３０００万円。値上がり銘柄数は１０８６、対して値下がり銘柄数は７５８、変わらずは１４６銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株高が追い風となった。米国株市場ではＮＹダウが３００ドル近い大幅高で過去最高値を更新したこともあって主力株中心に買いが優勢。為替が円高含みに推移していることで、朝高後はやや伸び悩んでいるが、１万８６００円台前半では買い板が厚く売り物を吸収している。売買代金は１兆５０００億円を上回るなど高水準。

　個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が断トツの売買代金で前日に続く活況高。トヨタ自動車<7203.T>も堅調。東京電力ホールディングス<9501.T>が急伸、富士通も大幅高に買われた。ヤマハ<7951.T>が上昇、ＳＵＭＣＯ<3436.T>も高い。半面、キーエンス<6861.T>が下落、塩野義製薬<4507.T>の下げも目立っている。ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>が急落、ＧＭＯペイメントゲートウェイ<3769.T>が大幅安となった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）