【売り】㈱省電舎(1711)上昇率は5日で76%と過熱気味。今後の反落に注意= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2016/10/17 18:55

■注目銘柄:【売り】㈱省電舎(1711)

再生可能エネルギー事業を行う企業である。
かつてはESCO事業(省エネルギー事業)の草分けとして知られたが現在は撤退、太陽光発電施設の施工に特化し再建中。
1986年設立、本社所在地は東京都港区。

■注目理由
8月15日に決算を発表。
平成29年3月期第1四半期(4-6月)の業績は前年同期比で売上高△25.1%ながら、経常損益は8百万円で黒字浮上となった。
上期計画に対する進捗率は160.0%となっており、売上営業損益率は前年同期の△2.4%→0.0%に改善し、好調だ。

一方でチャートを見ると、株価は5日間で約76%上昇。
6日に同社が、エールを株式交換で完全子会社化してエール子会社のエールケンフォー(独特な太陽光発電関連と省エネルギー設備の開発・販売を手掛ける)を連結子会社化すると発表したことが買い材料視され、連日ストップ高まで買われている。(出典:2016年10月11日 Kabutanニュース)
値動きの速さからも過熱気味と思われ、そろそろ利益確定が先行する可能性も考えられるので、今は様子見しておくのが無難だろう。
また、10月14日終値時点でPERは69.79倍、PBRは5.91倍となっており、業種平均および過去の株価と比べて割高感がある。今から追いかけ買いするのは危険か。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
296.0
(09/26)
+2.0
(+0.68%)