<注目銘柄>=保土谷化、有機EL投資に実り来る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/07/08 10:22
 保土谷化学工業<4112.T>は有機ELの需要増で株価上昇が期待できそうだ。

 同社は、機能性樹脂など精密化学品を手掛けるが、有機EL材料など高機能材料が今後の成長ドライバーになりそうだ。有機EL材料は、15年3月期に実施した生産能力増強のための投資が重荷となり、16年3月期は赤字が拡大した。ただ、韓国の半導体大手サムスン電子などが大型投資を決めたこともあって有機ELを取り巻く収益環境は一変、17年3月期は利益貢献が見込まれる。

 今期業績は、売上高340億円(前期比0.5%増)、営業利益10億円(同20.8%増)を計画している。また、中期経営計画では、最終年度とする2021年3月期に売上高500億円(17年3月期比47.1%増)、営業利益50億円(同5倍)とする強気な数値目標を掲げている。

 PBRが0.7倍台と割安感があり、チャート的にも4月以降は13週移動平均線をサポートラインとした下値切り上げ波動が続いている。(藍)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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