三菱UFJがプラス圏推移、売り方にも目先警戒感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/02/12 14:21
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>がプラス圏に切り返し、売り物をこなしている。銀行セクターは、1月29日の日銀の金融政策決定会合でマイナス金利の導入が決定したことを受け、収益圧迫懸念から全体指数に先立って大幅な調整を入れてきたが、「メガバンクなどには海外ヘッジファンドなどの空売りも高水準に入っていた」(国内準大手証券)との指摘もあり、足もとは一部買い戻しの動きが出ているようだ。

 企業業績の先行き不透明感が増すなかで投資指標はあまり役をなさないという認識が広がっている。しかし、それでも、国内銀行トップの三菱UFJが、PER6.7倍、PBR0.4倍、配当利回り3.9%弱に放置されているのはイレギュラーに売られ過ぎているとの見方もある。また、銀行株が買い戻される展開となれば、全体相場にも突っ込み警戒感からのショートカバーを誘発し地合い改善の糸口になることも予想される。きょうは、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>みずほフィナンシャルグループ<8411.T>も売り一巡後は下げ渋っている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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