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「老いなき世界」メトホルミン編
読み応えがありすぎて、長い時間をかけて読んだのだが、
時間が経つにつれ、何が書いてあったのか片っ端から記憶が薄れていくという書籍。
再読を重ねて、この書籍の構成を己の頭脳に再認識させる作業が、どーしても必要になってくる。
★「LIFESPAN 老いなき世界」
デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント著 梶山あゆみ訳
東洋経済新報社 2020.9.29.第1刷 2020.10.2.第2刷
再読を重ねるのは置いといて、記憶に残っている断片を紹介してみる。
それがどこに書いてあったのか付箋もしないで読んでいたのだが、
ページを適当にパラしているときに再発見した箇所に、
メトホルミンに関する記述を見つけた。
*
メトホルミンに関しては、その長寿作用ないし抗がん作用が有名らしく、
タイなどでは市販薬として買えるとあったが、そのページがどこだったか不明。
結局、メトホルミン摂取による効果は、糖質制限をしたときと酷似しており、認知症、うつ病、心血管系疾患、虚弱、ガンなど予防するとされている。(P.222より)
メトホルミンはミトコンドリアの代謝反応を制限し、ブドウ糖などをエネルギーに変換する作用を遅らせるという。すると、AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)が活性化し、これがきっかけとなり、有用な生理活動カスケードが活性化するという。ガンの予防効果については25件の研究から、肺ガン、結腸・直腸ガン、膵臓ガン、乳ガンに特に有効だという。
こうした研究の中心人物として、イスラエルとアメリカの国籍を有するニール・バルジライ氏が紹介されており、彼は米国FDAに働きかけて、このメトホルミンを老化治療薬として許認可させるべく尽力しているという。
この証明実験が成功すれば認可する意思を、FDAはすでに表明済みという。
なお、この話はほんの端緒に過ぎず、遺伝子を関与させたもっと複雑な話がてんこ盛りで紹介されており、世界の富裕者層は特に注目しているという。
また逆に、こうした活動に批判的な勢力もいて、共和党の●×筋がその中心だという。怪しい。
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