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ハゲタカ

今年2月に放映されたNHKドラマ「ハゲタカ」が再放送されました。
原作とは大きくストーリーが違い、全く別物なのですが、私はどちらも大好きで再放送を楽しみにしていました。
思えば去年の今頃、大きな病を患って約2ケ月の入院、その後も通院、リハビリの苦しい生活を余儀なくされ(そんな中でも、医者に隠れて携帯でトレードしてましたけど。)、長期の欠勤、不安定な出勤状態のため昇進話もご破算となりました。
初回放映時「ハゲタカ」鷲津政彦がホライズンインベストメントを解雇、撃たれて入院、足が動かないなか懸命に再起を図る姿に自分をダブらせていたことを思い出します。(このドラマには、伏線として’再生’というキーワードがあります。全然スケールが違うんですけどね。)
このドラマでは、外資系ファンドビジネスを通して、企業とは、ビジネスとは何か、そしてそこに必要なものは何かが描かれます。未だに外資系ファンド=日本(の企業)を食い物にするハゲタカという構図から抜けられない人(某TV局のキャスター氏のような)には、一見のドラマではないでしょうか。(よく日本企業と海外企業のような線引き、外資の日本参入により日本が乗っ取られるというような受け止め方をされている方を見受けるのですが、その考えは間違っているように思います。企業にとっては自社が利益を上げること(そして存続を計ること)が唯一の至上命題であり、日本も海外も国は関係ありません。)
しかし、翻って海外ヘッジファンドに振り回される日本市場を見るにつけ、このドラマにあるような’心’、’気概’あるファンドって、本当に存在するんだろうか?って考えさせられてしまいます。
本当のところは、「まだまだ甘ちゃんのこの日本を買い叩け!」※(あるいは、売り叩け!)だけだったりして。

※劇中、主人公が発する台詞ですが、この言葉を支えに今回の暴落時に買い向かいました。結果的に大成功でしたが、2週間で自身の損益が何百万も変動する相場は、私のような小心者には心臓に悪い。今回限りにして欲しいものです。
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3件のコメントがあります
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    socialcolorさん
    2007/8/26 09:20
    ヨッシーさん

    いつもコメントありがとう御座います。
    以前の日記にも書きましたが、今は相場の後を追っかけていては悪い方に転がるだけ(暴落時に損切り、投げの売り→売ったあとで高騰→手が出ないか、高値掴み)と考え、買うなら中途半端な買いはやらないで資金を集中する、でも騰がる確率の非常に高い銘柄を選ぶこと、決して深追いしないことでリスクを減らすことを条件に、手許に残された資金で買いにでました。
    でも、これが実行できたのは、ギャンブル経験があるからだと思います。どんなに詳細に分析したところで確実なものなどなくて、最後は勝負にでるかどうかの’思い切り’の問題ですから。
    この辺は、私とヨッシーさんとに共通するところだと思います。

    瓜生憲さん

    どのような日記においても、いつも肩肘はらない、一会員としてのコメント感服致しております。
    ハゲタカについての日本人の悪いイメージを払拭し、冷静な判断を促さない限りは、日本市場はいつまでたっても真の意味でグローバル化しないと思います。いつか彼らは、そんな市場に愛想が尽きてしまうのではないか。そうなったら、日本市場はどうなってしまうのか、不安になってしまいます。
    なんといっても、彼らは日本市場の’大株主’なのですから。
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    瓜生 憲さん
    2007/8/25 12:28
    そういえば、今週の日経新聞の一目均衡では、小平編集員が「ハゲタカ」について書かれていました(比較的いい表現で)。何気にいろんな役割を果たしていたり、いろんな呼び方をされたりしているファンドですが、話題になるが悪いネタなために悪い印象をもたれていますね・・・。
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    ヨッシーさん
    2007/8/25 11:53
    私もハゲタカは見ましたがいろいろな意味で考えさせられましたね。実際のファンドなどはもっと複雑で素人には分からない点も多いのでしょうが、ファンド側、乗っ取られようとしている側、それぞれの立場から見ると面白かったですね。

    先週のリバウンド相場で海外ファンドはどういう動きをしたんでしょうか。気になりますが、結局は個人は自分のスタンスでしか投資できないという事実は動かせません。socialcolorさんのように上手く立ち回れた方はいいでしょうけど、裏目裏目に出て大損失を出した人もいるでしょう。今回、私は幸か不幸か全く動かず(動けず)ということで、今後の動きを静観してチャンスを見出したいと思っています。