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今日の相場 -8/15-
・NY市場は大幅続落。ウォルマートとホームデポの弱い利益見通しが、サブプライムローン問題が個人消費の減退につがなり実体経済にダメージを与えるのでは、と捉えられたようです。(私の考えとしては、レッドブックなどの他のデータはまだまだ堅調なので個人消費は大丈夫だと思いますが)
・日本市場も当然のように大幅安。今日もメガバンクがきつい下げ。スペインの銀行がサブプライムローン関連の担保証券で損失を出したなどのニュースから、海外市場の金融株が大きく下げたのに引きずられているのでしょう。日経平均はあっさりと年初来安値を更新、TOPIXは1600割れ、東証一部値下がり銘柄数は1500を超え、惨憺たる状況になっています。引けにかけて投売りかヘッジ売りかわかりませんが先物が大量に売られてました。
・今売りに出てるのは、9月末にファンドを解約する場合の締め切りが今頃みたいなのでそれの手仕舞い売りや、個人の追証売りなどでしょうか。売買代金は3兆円に届かなかったので、買い手が少ない中で一方的に下げた感じです。長期国債が日米とも買われ続けているので、リスクマネーの質への逃避が起きているのはわかるのですが、いつ市場が落ちついてその資金が株式市場に戻ってくるかですね。リスクマネーの動き的に、株買い、国債売り、円売り(今の逆ですね)は同時に起こるでしょうから、この辺の動きに注意していきたいと思います。ちなみに経済が本当にマズイことになったら国債も投売りされるでしょう。
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ただ、この一連の騒動で、足元のローン貸し出し基準が厳しくなっているみたいなので、このままだと住宅市場の回転が効かなくなってさらに販売件数・価格が落ち込むかもしれません。そうなったら利下げしないとまずいかな、と思います。(市中金利は米長期国債と連動しているので、FFレートを下げたからといって住宅ローンの金利が下がるとは限らないのですが。)
アメリカでは緊急利下げがあるかも?なんて噂もよく耳にするようになってきました。ホントにそれくらいしないと混乱は収まらないかもしれませんね。