ビールマンさんのブログ
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バイオエタノールとCO2
「バイオエタノールだけで自動車を走らせ場合、CO2の排出をゼロとみなせる。」といわれています。
日経新聞18日朝刊で「ブラジル国営ペトロブラスがバイオ燃料を日本で販売」と大きく報じている。それによるとバイオエタノールを三%混ぜただけのものだ。CO2削減にどれだけの効果があるのか?
空気中からCO2を吸収して育った植物から出来たエタノールを燃やしてCO2を排出するのだから、その範囲では「CO2排出ゼロ」と言える。化石燃料(石油・石炭など)よりは環境負荷が少ないと言える。
しかし、CO2を吸収する熱帯雨林を伐採してエタノールの原料が作られれば、CO2の吸収力が減少する分環境負荷となる。
これも数字上は米国でやればガソリンを使って種まき収穫、肥料など逆に発生源となります。ブラジルの森林伐採はナンセンスそのものですが、行き過ぎたコーンの高騰は是正されるべきでしょう。考え方は合っていても、導入する側の問題もあります。
そうですね。収穫するためのエネルギー(CO2排出)もありますね。
バイオエタノールを否定はしませんが、「CO2ゼロと見なせる」は正しくありませんし、食料との競合は大きな問題です。