たしか、それは東証IRフェスタ2013の事だったと思う。
ある大証二部上場の企業の方が、
「東証一部の上場基準のほとんどを わが社はクリアしている。
残るは株主数ぐらいだ。
東証と大証が統合されたときに備えて、
株の最低売買単位を1000株から100株にし、株主数の増加を謀る。」
と言っていた。
それを聞いて、
『惜しいなぁ…』と思ったのだ。
最低売買単位を1/10に変えても、市場ではあまり反応しない。
むしろ、売買単位を変えずに株式分割で10分割したほうが、盛り上がる
…同じ意味なのにね(苦笑)
なんで今さらこんな事を思い出したかって？
たぶん、この記事を目にしたからじゃないかな
(日経より)ガンホー、株式分割も好感
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO54989980T10C13A5DT2000/
(あれ、ガンホーって急落したっけ？ あとでチェックせねば！)
ま、元々ガンホーは注目されていたってのもあるけれど、
たいていの場合、株式分割は好感を持って受け入れられる。
上場株はとっくの昔に電子化されているって言うのに （××；）
もし私がIRコンサルタント(なんじゃそりゃ？)だったら、
くだんの企業にこうアドバイスするだろう。
「最低売買単位を1/10に変えるのも良いですが、
もっと有効で、しかも株価が上昇するチャンスのある方法がありますよ。
株式分割です。
まずは２分割してこう発表するのです。
『弊社は株価の流動性を高め、また株主数を増やすため１対２の株式分割をする。
分割後の状況次第では、再度分割をする用意もある。』
こう発表すれば、単純な分割効果の株主増だけでなく、
株式分割による株価上昇を期待した投資家が株を買い、株主数増と株高を期待できます。
さらに、『もう一度、分割されるのでは？』との思惑を呼ぶことにより、
分割後も投資家の注目を集める事が可能です。
ここまでくれば再度分割する必要はありませんが、
株主から要望が上がればそれに応えて、株主満足度を高めるのも良いでしょう。」
う～ん、我ながら策士だなぁ。 (← 完全に自分に対する皮肉！)
悪い事をアドバイスしている訳ではないにせよ、
気が引けるのはなぜだろう？（←ちょっぴり自己嫌悪中！）
…きっと気のせいに違いない。だって私は邪悪な腹黒投資家だから。
だって、投資家の心をもてあそんでいるわけじゃないんだぜ！
むしろ投資家の期待を膨らませてあげているんだぜぃ！ (←完全に開き直り中！)
それはさて置き。
同じことをやるにしても、
やり方ってのは大事ですね。やっぱり。
そうそう、私も足を洗い、邪悪な腹黒投資家をやめて、
今日から新装開店いたします！
…いや、「今日からリニューアルします！」と言っておくべきか
