ラクティーさんのブログ
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【相場】 今後の相場観
基本的には中期戦略としては売りと思っているとは以前書いた通りでございます。また、今週・来週の流れが今後2、3ヶ月の相場を決めるだろう、これも以前書いた通りになります。ただ、基本的な流れを捻じ曲げたりする事項を予測するのも相場の常であったりします。まず、本年度は米国が政治的に大事な年であるという点。民主党政府になって株価が下がったなどということはあってはならない年です。よって何もなければ、基本的には株価を上げるために裏工作をする年というのがまず一点。この1つの金融政策が「金融緩和」。QE2とも言われた2次金融緩和が6月に終了致します。このポイントで米政府がどう動いてくるか。金融緩和によって市場をコントロールし、何があっても景気を下降することをさせたくない、これが意志表示であったりします。それが終わる6月後にどのような対応をするか。おそらくは踏み切らざるを得ない状況になるかと思いますが、これが7月・8月に間に合うかどうか。今の共和党と世論、世界中からのドル安の影響から考えると、7月で「やっぱ金融緩和必要なんだ」という所まで落とすことも考えれます。これが自分としてのメインシナリオと考えます。よって8月辺り、長くて9月上旬というのが自分の反転のタイミングとみます。2点目に、商品価格の上昇と株価上昇の天秤。アメリカというか諸外国は日本とは違い株が生活に直結している企業・過程が多いです。それほど投資教育がしっかりしているということではあるのですが…。つまりは株価の上下が生活(特に富裕層)に関わって来て、景気にも影響をするということです。ですので、株価の上昇を企んで景気を回復させようというのが米国政府の主な狙いだったりします。株価上昇ということはリスクマネーの増大になりますので、リスクマネーが商品相場に飛び火します。これが現状の原油や金を始めとした商品相場の高騰へと繋がります。ただ、商品価格、特に原油は密接に生活と関わった商品になりますので、商品価格が高くなると、それだけインフレを巻き起こし製品の価格が上昇。消費が減退し、景気を停滞させます。さて、問題はこの天秤関係。どこで落とし所を付けるのか。アメリカも欧州も日本も景気が良くなったとは思えません。要するに、幻想の景気回復を演出しているだけで、本物ではない。だけども、本物に近付けたい。株価は上げたいけど、商品価格は落としたい。そんな欲望の中でどうコントロールしてくるかが見ものです。その1つが証拠金引きあげでしたけど、さぁどうなるでしょうか。メインシナリオとしては、5/2 10,017を高値として、3ヶ月間程度下落。その後、原発問題が収束され、金融緩和などが適切に処置されれば、14000~15000を上げ下げしながら待つ感じになるでしょうか。とりあえずは政治問題に目を見開き、世界の動向も見ながら随時予測していきたいと思います。
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