jojuさんのブログ

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危機は来ずに株高になる。 

ここ10~20年の世界経済の主要テーマは、人民元安の固定化。

 中国の人民元安固定政策が、先進国企業の中国シフトを促し、先進国のデフレ圧力を高めた。
 このデフレ圧力を和らげるために、大規模金融緩和が行われたが、一般物価は、企業の中国シフト、中国からの逆輸入増大で上がらないので、緩和資金は欧州の不動産、米国の不動産、証券化市場、中東欧、資源市場に向かい、バブルとなって弾けたのがリーマンショックに至る第一ラウンド。

 そして、人民元安固定政策を是正させるために、金融緩和とアンチ通貨ダンピング関税を進めるのが、これから始まる第二ラウンド。

 米国含む先進国の過剰な対中通貨高が是正され、その裏返しとして、中国の通貨安固定政策が崩壊していくのが、第二ラウンドで起こる現象でしょう、たぶん。

 人民元安固定政策で中国に「過剰に」吸い取られた成長力(インフレ力)が、先進国or他の新興国に取り戻される、、その端緒が今起き始めているのです。

 欧州ECBの出口戦略前のめり状態と、日銀の脳死状態(注視するだけで金融緩和に大して動かない)、、これが当座の中国の救いになっています。

 ECBも日銀も米国と歩調を合わせた大規模緩和を進めるべきなのですが、、。 さすれば、ユーロも円も対ドル上昇はなく、大きなインフレ圧力が中国に集中することになる。 中国は、人民元の切り上げや景気引き締め策を更に進めざるを得なくなるのです。

 
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3件のコメントがあります
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    jojuさん
    2010/10/16 21:47
    どうもです。

     ゆっくりでしょうし、幾波乱もあるかもしれませんが、上昇トレンド持続と思うのです。
     円も金融緩和でドルペッグしてもらいたい、、(--;
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    美味しいうどんさん
    2010/10/16 11:54
    こんにちは。

    わたしもそのように考えます。

    現在の状況は振り子で言えば、極限に達しているように思います。
    危機感が満ち溢れているこの時こそ、大きなチャンスが芽生えるのではないでしょうか。
    巻き戻しが近い将来起きると考えています。
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    jojuさん
    2010/10/16 11:27
     大規模金融緩和で先進国を再度、資産バブルが襲うのが先か、中国のバブルが弾けるのが先か、、ですが、アンチ通貨ダンピング関税などとの二段構え、三段構えで締めつけて行くことになるので、双方バブルに至らず、中国から先進国(もしくは他の中国ほど過剰通貨安でない新興国)へのシフトが粛々と進むのではないか、と予想。

     問題の所在が明確化し、米国政府に中国応援団(G.スパンなど)がいなくなりつつあるので、第二ラウンドではヘマをやらない確率が大きい。