るきるきさんのブログ

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日々投資090808

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→銘柄ウオッチ http://lukiphel.blog61.fc2.com/


ずいぶんご無沙汰しておりました、るきるきでございます。引っ越しは一段落したのですが、今度は法事とかあってさらにお盆参りと続き、世の中なかなか柵があるものだと思う今日この頃ですが、会食の料理は旨かったです(笑)。

衆院選も刻一刻と近づいてきているわけですが、地方の交差点あたりのあらゆる壁はこの時期ポスター合戦で彩りにあふれます(笑)。自民党のポスターはオレンジをベースにした「たたき上げ」というもので、党首の画像を使わない文字のキャッチアップがよく目立つのですが、党首の顔写真を使えないという苦肉の策が見え隠れして面白いものです。

私個人は何度も書いてきたとおりで民主支持というよりも反自民です。その長々と続いた「たたき上げ」がどれだけ日本をおかしくしてきたかを考えれば当然のことで、そういった「雰囲気」は今までにないくらいに国民に浸透してきているように思えます。「国民」というのは非常に嗅覚に優れていて危機回避能力が働くので「このままではマズイ」ということを身体で感じているということでしょうが、問題はこれが「大衆」になると判断は一気に愚かになるといことです。

日本における「大衆現象」というのは特にマスコミによって簡単に右往左往する性質があって、これは日本の善悪判断が道徳に依っているという背景があります。報道では自民党の支持率が若干回復しているということですが、ここからは国民判断がどれだけ大衆現象に抗うことができるかというのが最大のポイントになるのでしょう。『官僚たちの夏』とかいうTVドラマが流行っているようですが、この時期にこのドラマとは私には体の良いプロバカンダに見えます。有り体に言わせてもらえば、今回政権交代ができないようであれば、「日本も終わりー」であると思います。

先日、ひょんなことから植草一秀氏の事件について考える機会がありました。というか、事件の報道では「世も末だ」と思っただけで、考えたこともなかったのですが、判断する材料を持ちませんので事件の有無については正直分からないのですが、かなり怪しい(捜査が杜撰な)事件ではあると言えます。ともあれ、ブログを読んでみたら植草氏の見方は私のそれとほぼ一致しているので応援することにしました(笑)。

植草一秀の『知られざる真実』
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

週で40万のアクセスがあって頼もしい限りですが、株式投資にも一家言がある方のようですので一読の価値があります。大変優れた分析を叩き出していますので、ぜひどうぞ。


さて、底堅く強い動きを続ける日本市場ですが、金融機関のマッチポンプ的な動きには変わりないのですが、そうこうしているうちに米国の失業者数に好材料が出てきました。実際、この材料自体は大きなものであると思います。その割には米国も上値が重い感じがありますが、ファンダ的な判断をすればこれは仕方ないところでしょう。ただ日本の場合はお盆に入り、閑散相場が予想されますので仕掛けほーだい。SQに向けて一段高もあり得るのではないでしょうか。

ところで、みんかぶの「みんなの日経平均」は面白いです。ぜひご参加ください~。

みんなの日経平均
http://minkabu.jp/community/show/4211

まあ株価が上がって悪いことはないので、これはこれで良いですが、個人的には不気味に背後に忍び寄る指数の悪さに懸念しています。例えば住宅ローンの破綻状況や米国債の下落などです。これら「現状」から推察した場合、金融機関などのいわば「買い煽り」でどれだけ株価が上乗せされているのかを考えると、どこかで大きな下押しがあると考えた方が良いでしょう。

法事には上手い具合に地元の情報筋が揃っていますので、これ幸いと地方の特に製造業周辺の聞き取りをしてきました。地方の末端企業のというのはいつでも経済の現状を計る指針となるものです。バブルの時もそうでしたが、「実態は浅い」ということは地方企業の方が的確に指摘していました。

だいたいですが地方における中小製造業の半数は自動車産業に従事しています。現在の設備稼働率が良いところで60%。平均してようやく50%を超えたところであるそうです。現状から今期後半から来期にかけて70%まで戻ると仮定した場合、現在、各企業が取らなければならない方針とは30%程度のリストラと20%の賃金カット。但し、この回復見込みも希望的観測であり感触としては先行きは暗いようです。何とか公的な支援により延命している企業も多いとのことで、これら数字から見れば、このまま停滞が続いた場合、年末~来年初旬にかけて雪崩式の倒産が起こるのではないかと分析しています。

好景気は上から始まりますが、不況における破綻は下から始まります。そして下が破綻した場合、結果的に上も大被害を被ります。当面(今年中くらい)の株価的には下押しの後、年末にかけて上昇というシナリオで良いと思いますが、大きな混乱はもう一発来るというのは上から見ても下から見ても言えることですので十分に警戒はしておきましょう。
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7件のコメントがあります
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    るきるきさん
    2009/8/14 11:38
    リサランドールさん

    こんにちは。コメントをありがとうございます。こういうトレンドがさっぱり見えない地合ですとデイトレはリスクが少なくて良いです。私は地合によってスイングとデイトレを使い分けているのですが、今はデイトレ+割安銘柄を地味に仕込むといったところです。

    プログラム投資についてはGSが問題になっていましたね。0.25秒でしたか、情報の取得が早くフェアでないということで。いずれにしてもプログラム投資というのは過剰に反応してしまうところに問題があるのでしょう。動いているときは上げ続けたり下げ続けたりしますものね。そんなわけで先物の動向は常に中止しているのですが、判断できるようになるまではもう少し修行が必要な気がします。

    サミットごとに顔が変わるのは確かにマイナスだと思うのですが、そもそも問題にされていないことが大問題なのではないかと(笑)。もっとも米国の属国然としたお国柄と、人気取りに腐心している政治家と、権益に執着している官僚で構成されているような政府では仕方ないのかもしれせんが。まあ、この点から言えば、民主党も対外的に闘う姿勢は見えませんけどね。日本が経済的にも追い上げを食らう立場になった今、このあたりをしっかりしていかないと、後々まずいことになるのではないかと懸念していますが。



    machitさん

    こんにちは。コメントをありがとうございます。民主主義の大きな意味というのは、革命を起こす権利を「システムとして」獲得したということだと思います。昔であれば軍隊相手に血を流して戦わなくてはならなかったですものね。

    歴史を見てみますと、革命とかいう規模でもなく、一揆や打ちこわしでも良いのですが、だいたい飢饉などの環境の大幅な悪化によって起こってきました。ただ、重要な点は、そのような苦渋の中にあっても政治が良ければ起こらないという点です。この不況下で、政権交代の機運がこれまでにないくらいに高まるのは、言い換えれば、自民党がいかに悪性をしいてきたかという証左でもあると思います。

    大きな流れで見れば、約100年続いてきた、米帝支配と現存する民主主義・資本主義システムが疲弊を起こして大きな転換点になっているのではないかと思ってます。ひとつの「時代の終わり」とでも言うんでしょうか、渦中にいると分からないのですが、50年後くらいに「節目でした」と言われるような変動とでもいうのでしょうか。民主主義という形態には大きな変容はないかもしれませんが、若干、形を変えていくのかもしれませんね。良くなるか悪くなるかは見当もつきませんが、そういう意味から考えると、単に100年に一度の金融混乱が起きましたということではないのかもしれません。

    個人的な見解ですが、変動に伴って株式市場も大きなチャンスがあるのではないかと思ってます。あるといいな(笑)。
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    おはようございます

     政治に期待したい気持ち良く分かります。

     誰が、首相になっても、任期をまっとうして貰いたいとおもいます。

     途中で、投げ出すようなことをせずに、信念を持って政治を行って欲しいものです。

     政党は、選挙で選べますが、首相は党内で選ばれるので、変えられてしまうのでしょうか。

     サミットがある度に、首相の顔が違うのは、日本にとってマイナスではないでしょうか。

     
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    machitさん
    2009/8/13 22:08
    るきるきさん

    こんばんは。

    まさに藁にもすがる思いですね。
    確かに 今まさに、国民が行動を起こす時ですね。
    政治に失望とばかりは言ってられません。政治を動かす力は民主主義という原則の基では国民に与えられているのですから。

    実は私は政治不信のあまり民主主義というものにも失望していました。もし上杉鷹山のような君主がいるなら、君主制の方がよっぽど良いと思わざるを得ませんでした。しかし我々は君主は選べませんものね。

    今成せることは、選挙で意志を示そう。
    期待しています。期待させてください。
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    こんばんは

     先日、通勤中にいつも聞いている、NHKの経済ニュースで耳にしたのですが、いまのヘッジファンドでは、複素プログラムというものを使って利益を得ているようですね。

     相場は、いまも、数式で動いているのでしょう。

     経済も、数式で動いているようなきもします。

     個人投資家は、自己防衛するしかないですね。

     るきるきさんのように、デイトレなら、明日の心配をすることもないので、デイトレのほうがよいのかなと、思いはじめました。

     
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    るきるきさん
    2009/8/10 01:48
    リサランドールさん

    コメントをありがとうございます。私は経済については良くない、というかえらく悪い、酷く悪い、壊滅的に悪いと分析しています。このあたりは何らかの形でバブルを演出していくつもりなんでしょう。「グリーンバブル」か「次世代インフラ(Sグリッド)バブル」か「アジアバブル」かは分かりませんが、成功するかは微妙なんではないかと思っていますが、相場が読めないことは右に同じです。

    順当に考えればSQ後は崩れるように思いますが、今はその常識が通じない相場であると言うことを反復学習しました(笑)。かといってここから現実的に上げられるのか、という問題もあります。

    今は完全に金融機関によってリードされている相場ですので、「彼らがどう動くのか」という、この一点に尽きると思います。確かなことは、「買ったんだから売らなきゃいけない」「年末には上げなきゃいけない」という二点。そこから考えると調整は9月くらいになるのでは、とは思ってます。このあたりの実際は材料待ちということにもなるんでしょうが。

    > たまには、私の、ホームページも訪問してください。

    行きます。今から~。



    machitさん

    コメントをありがとうございます。このしっかりした野党が必要ということは、まさに小沢氏が20年も前から一貫して言い続けていることで、それが実現するか否か、という場面にさしかかっているとは言えると思います。自民党の中心にいた男がブレなく言ってきたことですから、それなりの信念を貫いたという意味においては、小沢-鳩山-岡田ラインには期待はしています。というより、真剣に考えているという面からすると国民新党の面々もそうなのでしょうが、実行力という面を加味すると、現状ではここに期待する以外に方法がないというのが正しいわけで。

    但し、それがどこまで推し進められるかという話になると、これはまた別問題。私は原則的に官僚は優秀だと思ってます。ただ、それを使いこなせる政治家が絶対的に不足しているであろうということ。懐柔されて、または自ら進んで、自民党と同じく甘い汁を求めるだけの集団になることは十分にあり得るのではないかと。もし政権交代が実現したとして、改革を進められないのであれば、彼らもまた政治家ではなく政治屋であるということでしょうし、これはすぐに分かるでしょう。

    machitさんの仰るとおりで、我々はあまりにも政治家に対して失望させられ過ぎてきました。絶望的に哀しいことなのですが、この大きな転換の際にあっても、正直、政治というものに不信があります。ただ、今回ばかりは国民も民主党もやってくれると信じてみようとは思います。まさに「藁にもすがる思い」ではありますが(笑)。
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    machitさん
    2009/8/9 10:45
    日本の政治の悲劇は<信頼できる野党がなかった>ことだと思いいます。端的に言えば、あまりにも社会党が酷かった。どんなに自民党が不評の時も、国民は社会党に投票できなかった。文句ばかりで、何の政策も持たない社会党。政権を社会党に任せられなかった日本。
    挙句の果てに、あの眉毛(村山)が総理の席をもらって自民党に融合。それでおしまい。

    少なくとも、戦後日本には政治家は存在しなかった。金、名誉、議席、政党こんなことばかり欲しがった政治屋だけがいた。国民のため、国のため長期の展望を持って国際社会で働く自負を持った政治家がいなかった。
    国民は嫌気をさし、政治離れとなった。
    悲しいお話ですね。

    さて、自民党から生まれた民主党、やってくれますか?
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    おはようございます

     私も、年のせいか、勉強ぶそくか、経済はよくわからないので、今後の相場の先がよく分かりません。

     いまは、チャートを頼りにしています。

     そのほかの、情報は、参考程度にしています。

     たまには、私の、ホームページも訪問してください。