ひとこと解説
- よいニュースなら株が買われ株価が上昇し、悪いニュースなら売られ株価は下落する傾向がある
詳しく解説
新聞やテレビなどのニュースで、ある企業のよいニュースが報道された場合、株価が上昇します。逆にスクープなどで悪いニュースが報道された場合、株価が下落します。
例えば、
ソフトバンク(9984)が新技術を開発したとか、
トヨタ自動車(7203)の利益が、市場が予想していた額を上回る利益が発生したことがニュースによって明らかになった場合、翌日の株価が上昇するというケースです。
市場関係者や個人投資家が注目しているニュースや番組についていくつかご紹介します。
メディア名 | メディア |
日本経済新聞 | 新聞 |
【WBS】ワールドビジネスサテライト | テレビ |
株式経済新聞 | 電子新聞 |
ガイヤの夜明け | テレビ |
カンブリア宮殿 | テレビ |
株式投資を行う人全体に影響を与えている媒体は、日本経済新聞です。株価に対して最も影響力のある新聞だと言われています。例えば、日経新聞の1面で報道された場合、株価が大きな影響を与える力を持っています。
他にも、カンブリア宮殿などで、上昇企業の特集などが組まれた翌日、買われたこともありました。つまり、ニュースなどで報道されると一般の投資家と、企業との距離が近くなり購入者側にとって株価購入の判断材料が増えるといわれています。
一方、スクープなどによって悪い内容が明らかになった場合、株価は下落することもあります。最近の事例として、2013年12月29日に
マルハニチロ(1333)の子会社の旧アグリフーズ群馬工場で生産された冷凍食品から農薬が検出されました。この後、元契約社員による犯行であると明らかとなり世間を騒がせました。マルハニチロは4月に経営統合を行ったことに伴い新たに新規上場したため、合併前のマルハニチロホールディングスの株価について現在は分かりませんが、この事件の対応などで下方修正を行っています。
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