ひとこと解説
- よい会社の見つけ方は、株式市場よりも日常生活の方が見つけやすい
- ヒット商品になりそうなものが見つかった場合その企業を調べる
詳しく解説
株式の売買を行うにあたって、ぜひ参考にしたいのは自分の日常生活です。これは、初めて聞く人はとても意外なように感じられるかもしれませんが、毎日使っている商品の多くは上場会社が売り出している商品です。あなたが日常で接している多くの商品は会社の看板商品だったりします。この何気ない日用品が会社の業績を大きく向上させることもあるのです。
これから
キッコーマン(2801)が2010年に発売した「いつでも新鮮」シリーズのしょうゆを例にヒット商品が与える業績への影響についてふれていきたいと思います。
「いつでも新鮮」シリーズのしょうゆは空気の入らない特殊な容器でしょうゆの劣化を防ぐという画期的な商品で、実際に使った利用者がリピートなどにより販売数が順調に拡大。大ヒットを記録しています。
キッコーマンによれば、「14年3月期は好調に推移しており、しょうゆ事業全体の売上高450億円の10%(45億円)を「いつでも新鮮」シリーズが占めていました。また、2015年3月期は『いつでも新鮮』シリーズの売上高55億円(同12%)を計画しています」(コーポレートコミュニケーション部)としています。「いつでも新鮮」シリーズの売上高のキッコーマンの業績へ占める割合が拡大しているのが分かります。
このように、毎日のあなたが目にしているヒット商品が会社の業績に影響を与えることは数多くあります。あなたの身の回りにも、ヒット商品がきっとあるはずです。投資する銘柄選びの一つの判断材料としてみてはいかがでしょうか?
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