
「出来るだけ手間をかけずにお金を増やしたい」「自動運用するメリットってあるの?」
こうした投資家の要望や疑問に応えるべく、投資一任サービスも日々進化しています。
2022年3月に新たにリリースされた「SBIラップ」も投資一任サービスの一つ。
今回はSBIラップの特徴や利用者にどんなメリットがあるのかを分かりやすくまとめました。
2017年より、国内でも需要拡大傾向にあるロボアドバイザー。しかし、それ以前にも個人投資家が証券会社と投資一任契約を結ぶ「ファンドラップサービス」が人気を集めていました。
国内におけるファンドラップは、1990年代後半に誕生しました。2000年以降には、プロの投資家に顧客の資産や運用方針に合わせて一任出来るサービスが功奏し、利用が拡大。その残高は「過去最高の約12兆円台」にまで伸長しています。(2021年9月時点)
一方、米国でのファンドラップ口座は、1970年代後半に富裕層向けのサービス(マネージド・アカウント)としてスタート。その後一般化し、現在の預り資産はなんと約780兆円あるといわれています。(2020年9月時点)
米国におけるラップ残高の推移
(出所:NRI「米国投資商品調査」報告書)
日本における投資一任契約資産残高の推移
(出所:金融庁「資産運用業高度化プログレスレポート2021」)
注目度が高まっている中、特に目を惹く投資一任サービスがSBI証券からリリースされました。FOLIOと共同開発した「SBIラップ」の特色については、記事の後半で詳しく解析していきます。

国内でも普及が進む投資一任サービスの主なメリットは以下の3つ。
実際に発注から運用まで行ってくれるのは心強いですね。最近では資産運用を始める働き世代の方も増えているため、仕事や家事で忙しい時も、こうして運用をお任せできるのは1つの魅力と言えます。
一般的な投資は、以下のような流れで行います。
投資一任型の場合は、すべてお任せになるので、口座開設後は、実際の発注や運用、また運用期間中における資産配分の変更など、実践面までトータルで行ってくれるのが特徴です。具体的な流れを下記のイメージで見てみましょう。
(出所:SBI証券 SBIラップ)
投資一任サービスが伸長する中で、SBI証券は2021年8月にFOLIO(フォリオ)とタッグを組み、成長の一翼を担ってきました。
(出所:FOLIO)
FOLIO(フォリオ)は、2015年12月に創業したオンライン証券会社で、現在は、toC向けに提供する「プロダクト事業」と、toB向けに提供する「プラットフォーム事業」の2事業を展開しています。
中でも「4RAP」は、FOLIO(フォリオ)が独自に開発した投資一任システムプラットフォームです。SaaS事業の主力として、幅広い各金融機関向けに提供しています。
※4RAPのシステム基盤はSaaS型で開発することにより、従来の金融システム基盤に比べ安価で提供することを実現。
この「4RAP」が持つメリットを活かし、SBI証券では、自社口座で投資一任運用サービスを低価格で提供することに注力しています。
SBI証券が持つ顧客基盤と結びつけることにより、販路拡大にもつながるため、投資一任サービスを牽引する存在になり得るかどうかに注目していきたいところです。
現在、SBI証券は国内の主要ネット証券の中でも、口座数・預かり資産ともにトップクラスであり、国内株式個人取引シェアNo.1を獲得しています。これだけの顧客数を抱える大手証券会社だからこそ、今後同社は、手数料優遇のみならず、新規・既存両ユーザーに向けたサービス拡充を強化し、資産形成支援の幅を広げていくとしています。
SBI証券では、20代顧客の売買代金が約2年間(2019年11月~2021年11月)で約17倍に急増するなど、米国株式取引が急速に普及していることを受けて、2022年度から米国株式サービスを大幅に拡充することも発表。
(参考)口座数・預かり資産ともにトップクラスのSBI証券
| 証券総合口座数 | 603万口座 |
|---|---|
| 預り資産残高 | 19兆3千億円 |
※数値、順位は2021年3月末現在SBI証券調べ。
そんな注目を集める「投資一任サービス」ですが、冒頭でも説明したとおり様々なメリットもある一方で、次のような課題もあります。
特にコスト面では、投資先の投資信託の運用・管理手数料に加え、投資一任手数料もかかります。また預かり資産の1%前後の手数料を設けている事業者が多いため、費用は割高といえそうです。
先程説明した課題を踏まえて、投資一任サービスを選ぶ際におさえておくべきポイントを分かりやすく3つにまとめました。
SBI証券が2022年3月31日に提供を開始した全自動 AI 投資「SBI ラップ」は、今までにない新しいカタチのサービスと謳っています。一体どんな特徴があるのでしょうか?
※SBIラップは、SBI証券のオンライン証券口座を持っている方向けの投資一任サービスで、FOLIOが提供する、投資一任システムプラットフォーム「4RAP」を採用した「AI投資×投資一任(ラップ)」サービスです。
SBIラップでは、少額から自動で「グローバル分散投資」が可能。
「外国株に興味はあるけど、あまり知識が無くて不安」という方でも、最低投資金額1万円から気軽に始められます。AIの活用により、相場を先読みしたリスクコントロール型の自動投資配分によって、グローバルインデックスを上回るパフォーマンスにも期待が出来ます。
運用中も、AIが適宜アルゴリズムをアップデートしてくれるため、長期運用に適した仕組みになっています。
過去10年間のバックテスト
(出所:SBI証券 SBIラップ)
※過去10年間のバックテストでは、155%のリターンを生み、一般的なロボアドバイザーとの比較では、80%の差を生み出すことができており、運用パフォーマンスにも期待ができそうです。
一般的な手数料相場として、各事業者の平均的な投資一任手数料は、預かり資産の1%前後となっている中、SBIラップでは、手数料0.660%と、業界最低水準の手数料でサービス提供されるようです。同業他社と比べても、低コストで運用出来るのは、効率的かつ、ユーザーの収益性も上がりやすくなるメリットがあります。
※1:投資一任手数料、投資顧問料、ファンドラップ手数料などを指します。
※2:税込み、初回の申込・追加購入・一部または全部解約・投資配分変更などにかかる手数料はありません。
※3:「SBIラップHP」より。「実質的な信託報酬の合計額」の平均値。2012/1/4~2021/12/30までSBIラップで運用を行ったと仮定したバックテストによって示された平均投資配分比率をもとに算出したもの。実際の運用においては、この数値を上回る場合があります。
※4:ロボアドバイザー(一任型)代表3社の単純平均。各社HPの数値をもとに算出。(2022年3月末時点 ミンカブ調べ)
※5:(※4)と同条件。ただし、運用状況により変動有。
上限値であるため、上記数値より実際の料率は低くなる可能性があります。
※6:QUICKMoneyWorld「インデックスファンドシリーズの信託報酬」グローバル株式をもとに算出(ミンカブ調べ)
SBIラップの大きな特徴でもあるAIの活用は、約40種以上のマーケットデータを分析し、市場動向を先読みすることで、投資配分を最適化してくれます。
AIは、アルゴリズム等を用いて効率的な投資配分を決定するだけでなく、機械学習により進化を続け、リターンの最大化を追求してくれる役割も担っています。感情に左右されず、常に冷静な判断をしてくれるため、頼りがいがある存在になりそうです。
(出所:SBI証券 SBIラップ)
一般的なロボアドバイザーの場合、資産ポートフォリオ内の投資配分や投資商品の変更は、月に1回から、長いところでは半年に1回の頻度で行われています。SBIラップの場合は、値動き分のバランス調整のみならず、ダイナミックな投資配分の変更を毎月実施する点がAIの強みと言えるでしょう。また、相場が急変した際も、臨時で投資配分の変更を行います。ここでも、AIによる臨機応変な対応力がうかがえますね
毎月、ダイナミックに投資配分を変更
SBIラップの定期リバランスは、原則として毎月第4営業日に注文が執行され、同第5営業日に約定します。
ただし、お客さまのスポット注文の状況により、定期リバランスが後倒しされることがあります。
SBIラップには、その他にも様々な効果が見込まれます。具体的には、AIの活用により以下のリスク調整が期待できます。
(出所:SBI証券 SBIラップ)
AIの予測精度:保有比率を的確に変えることで、様々な市況を乗り切るFOLIOのAI運用
(出所:FOLIO ROBO PRO)
上記のCASE1〜4の円グラフを比較すると、FOLIO(フォリオ)のAI運用は、コロナショックの耐性もあり、その後の上昇トレンドにも強いことが伺えますね。
結論として、SBIラップは以下3点に近い考えを持っている方におすすめできます。
特に、パフォーマンスも手軽さも妥協したくないと思っている方にとって嬉しい新サービスといえます。
既にSBI証券に口座を持っている方であれば、SBIラップのみの申込で簡単に始めることができます!
2022年(新年度)から新たに資産形成を始める方、また運用ポートフォリオを見直し、AIを活用した投資一任サービスも活用してみたいと思った方は、これを機にSBIラップを試してみてはいかがでしょうか。