＜株式トピックス＞＝日経２２５指数寄与度の高い銘柄が軒並み大幅安

　２９日の東京株式市場は、前日の米国株続落を受けて売り先行でスタート、前場は下げ渋る場面もみられたが、後場後半に円高を嫌気して売り直される展開。日経平均株価終値は、前日比１８９円安の１万７６０６円と急反落した。
　きょう前場の日経平均株価の推移は、きのうとそっくりだった。ＮＹダウ平均株価の大幅下落を受けて安く寄り付いたものの、下落幅を徐々に縮小。ただ、後場はきのうプラス圏に浮上したのとは全く逆で、寄り付きの水準を超える大幅な下落となった。
　午後２時過ぎから急速に円高・ドル安が進行したことが下落の一番の理由だが、ソフトバンク<9984.T>、ファナック<6954.T>、キヤノン<7751.T>、ＫＤＤＩ<9433.T>、コマツ<6301.T>、日立建機<6305.T>といった日経２２５指数の寄与度の高い銘柄が軒並み大幅安となり、この６銘柄の寄与で日経平均株価の下落幅の半分以上に達している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）