ＡＮＡなど空運株が急伸、ＯＰＥＣ減産見送りで原油安メリットに期待

　ＡＮＡホールディングス<9202.T>やＪＡＬ<9201.T>など空運株が高い。ＡＮＡは一時、前日比１５．１円（５．５％）高の２８７．２円まで買われ年初来高値を更新。ＪＡＬも新高値に上昇している。原油安メリット株として空運株に買いが流入している。
　石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）は２７日の総会で減産見送りを決定。この結果を受け、原油価格が急落。米原油先物はＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）が一時１バレル＝６７．７５ドルと４年６カ月ぶりの安値をつけている。ＡＮＡは今１５年３月期の想定原油レートをドバイ原油で１バレル＝１０７ドルに設定しており、原油安メリットを享受するとの見方が出ている。

ＡＮＡの株価は９時５４分現在２８６．７円（△１４．６円）
ＪＡＬの株価は９時５４分現在３４４０円（△１２５円）

　
出所：株経通信（株式会社みんかぶ）