海運株が軒並み安、バルチック指数が急速に下落歩調に転じる◇

　日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など大手をはじめ海運株が軒並み安。午後２時１０分現在、業種別騰落率で３％を超え、３３業種中で断トツに売り込まれるかたちとなっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数がここ下落歩調にあり、前週末９日時点で３２ポイント安と５日続落で１１００ポイントを約１カ月ぶりに下回ってきた。これが嫌気され目先利益確定の動きを誘発しているもようだ。郵船は前週末時点で７日続伸、この間に株価を１７％も上昇させており、利食い急ぎの売りがかさんでいる。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）