【井川純一の今夜も兜町で一杯】ジジイの戯言

　今日１月２４日（火曜日）の日経平均株価は１０３円０４銭安の１万８７８７円９９銭と続落です。誰かが日経平均を見て「やなやな、二重苦だよなぁ」とポツリ。う～ん、トランプさんと円高のことでしょうか。今日も前日の欧米株安や１ドル＝１１２円台半ばまでの円高進展などを受け、売りに押される展開。決算発表本格化を前にして、好業績銘柄の押し目を拾おうとする動きも見られたのですが、残念ながら日経平均はマイナスで着地。市場の識者の皆さんが今後の見通しをさまざまな媒体で述べておりますが、大変ですよねぇ。商売ですから仕方がありませんが、いまの相場の行方なんぞ分かるはずがございませんもの。
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　全体相場は方向感なき展開が続き、主力株が手掛けにくい状況にあるなか、低位株のなかに急動意するものが散見される。ここではあえて名前は伏せるが、ある１００円台後半の銘柄もそのひとつ。半導体関連の出遅れとされるが、まぁ思惑が株価を牽引している感じがする。

　こういった銘柄は、大相場を形成する可能性も少なくはない。が、やはり初動から参戦していないと、利益を得るのもなかなか難しい。加えて言えば、「買いは算術、売りは芸術」の如く、初動参戦でも思惑に振り回され、上手くいかない場合もある。主力株を攻めにくいなか、どうしても派手な値動きの銘柄に目が向く気持ちは重々分かるが、やはり休むも相場、そんな気がする。まあ、腕自慢の諸君にそんなこといっても、「ほっといてね」と睨まれそう。ジジイの戯言でございますとも、はい。

　ここ、なんだか気分が冴えない。体調はけして悪くないのだが、頭の働きがどうもよろしくない。気がつくと６+８の計算を電卓でやっていたりする。はたまた、ＡＢＣのアルファベッドを口ずさんでみたのだが、最後まで言えなかったりする。とはいえ、元来小学生並みの算数能力しかなかったわけで、さほど驚きはない。それでも、脳の血の巡りが悪いようで、集中力欠如、思考能力が停止ってな感じなのである。ああ、困ったものだよなぁ。

　そう言えば、今日はマネーパートナーズグループ<8732.T>、トレイダーズホールディングス<8704.T>、さくらインターネット<3778.T>、インフォテリア<3853.T>などフィンテック関連株の一角が買いを集めていた。

　２４日付の日本経済新聞によると、「国内でビットコインを支払いに使える店舗は２０１７年中にも現在の約５倍の２万カ所まで増える見通しだ」と伝えており、これを受けて軒並み動意づいたわけだ。と、もっともらしく書いてはいるが、ビットコインに仮想通貨、おまけにフィンテックときたら、この血の巡りの悪い頭にはどうも理解できない。まったくもって、面倒な世の中になったものだ。

　昨晩も気分が冴えず、珍しく早々に帰宅。今日もぼけぼけだが、なんだか軽くやりたい気分。さてと、久しぶりに新宿辺りの裏通りに酔って……いや寄ってみるとするかね。
《ＫＣ》

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）