メガバンクや地銀株が軒並み上昇、長期金利が戻り基調で風向きに変化

　三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などメガバンクが揃って堅調なほか、地銀株が軒並み高に買われており、銀行セクターは業種別騰落率で３３業種中トップに買われている（１０時２０分現在）。

　日銀は９月２１日の金融政策決定会合で新たな金融緩和の枠組みである「イールドカーブ・コントロール」を導入し、銀行など金融機関が長短金利差で利ザヤをとりやすくする政策を打ち出した。これまでは日銀の目指す長期金利のゼロ％誘導が狙い通りに進まないのではないかとの思惑が銀行株にネガティブに働いていたが、ここにきて１０年物国債金利は上昇（マイナス金利幅縮小）傾向にあり、銀行を取り巻く収益環境の風向き変化が株価に反映されている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）