ニプロの売買予想

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買い予想

株価診断結果「割安」に賛成

予想株価
1,341円
現在株価との差+90 (+7.19%) 
登録時株価
1,022.0円
獲得ポイント
+63.02pt.
収益率
+22.26%
期間 長期(数ヶ月~数年)
理由 個人投資家の予想
ファンダメンタル

かなり専門的になるが、ニプロは透析分野に強い。今回の薬価改定により、透析の診療報酬額は大きく下げられた。
http://www.djknet.jp/2015news13a.pdf

透析1治療あたり200円分。
1患者あたり、200円×3回/週×52週=31,200円の減収となる。
患者が40人もいれば120万以上の損失だ。

しかし、抜け道の様な方法がある。
「慢性維持透析濾過(複雑なもの)を行った場合」である。
収益を最大化しようとするアグレッシブな病院が放って置く訳がない。

この治療はハードウェアさえ揃えれば簡単にできるものである。
具体的には2種類の治療法に分けられ、
1️⃣オンラインHDF
2️⃣I-HDF
の2種。
前者は既存の血液回路だけでは不十分であり、別の消耗品を使用する。〈単回使用で1個数百円〉
後者は既存の血液回路だけで十分である。
よって、コストの面から、後者が圧倒的に優位となる。〈治療の効果は別だが。〉

さて、日本の透析は世界一であるが、それを担うメーカーは4社だけ。
日機装、TORAY、ニプロ、JMSである。
これら4社の提供しているハードウェアのうち、I-HDFが可能なのは、日機装以外の3社。
JMSは、製品の進化が10年近く停滞している。
〈それだけ完成度の高い製品とも受け取れるが。〉
東レは、良い製品が少なくないが、繊維メーカーであって、透析による利益のインパクトはあまり無いはず。
残るはニプロ。ハードウェアも申し分無し。
消耗品のうち、ヘモダイアフィルターの品数、シェア共に他者を圧倒している。

今回の薬価改定で笑うのは、多分、ニプロとなりそうだが、どう思われるだろうか?

投機というより、投資対象として、如何だろう。
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