オンワードＨＤが急反騰、第１四半期は海外事業好調で営業２ケタ増益

　オンワードホールディングス<8016.T>が急反騰し、一時前週末比９．６％高の６６２円まで買われている。前週末８日取引終了後、１７年２月期の第１四半期（３～５月）連結決算を発表し、売上高は６５５億１３００万円（前年同期比４．７％減）、営業利益は４９億４２００万円（同１２．３％増）と、営業利益が２ケタ増益だったことが好感されている。

　「２３区」「ＩＣＢ」「ａｎｙ　ＳｉＳ」が好調だったほか、Ｅコマース事業も大幅に伸長したが、高額品を中心としたインバウンド需要の減速感などから減収となった。ただ、海外事業で行った生産基盤拡大や事業再編などが営業増益に寄与した。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高２５４０億円（前期比３．６％減）、営業利益４５億円（同１９．１％増）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）