セルシードは小動き、台湾ＭｅｔａＴｅｃｈ社へ細胞シート再生医療事業の導出協議も１６年１２月期最終損益を１５億円の赤字へ修正

　セルシード<7776.T>は小動き。同社は１３日の取引終了後、台湾の上場企業であるＭｅｔａＴｅｃｈ社に対して台湾での細胞シート再生医療事業の導出へ向けた協議を開始し、その第１段階として導出検討着手金を受領する契約を締結したことを発表した。今回の契約の締結に伴い同社は１６年１２月期に売上高５０００万円を計上する予定。

　同時に１６年１２月期の連結業績予想の修正を発表。売上高は１億円（前期比４８．２％減）で据え置いたが、営業損益を１２億円の赤字から１５億１０００万円の赤字（前期５億６８００万円の赤字）へ、最終損益を１１億５０００万円の赤字から１５億円の赤字（同５億３５００万円の赤字）へ修正した。主要顧客先の大学・研究機関で一部研究費削減の動きがあり昨年見込まれていた年末の受注獲得が今期は厳しい見通しとなっている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）