＜注目銘柄＞＝リズム時、ＰＢＲ超割安で車載用カメラ部品に成長期待

　リズム時計工業<7769.T>に注目したい。シチズン系のクロック大手だが、金型や車載用部品などに経営の重心をシフトして利益回復に向けた取り組みを進めている。

　全般相場が戻り足に転じるなかで、にわかに低位の銘柄群に物色の矛先が向いている。共通項となっているのはＰＢＲが１倍を大きく下回る銘柄群だ。同社株は２００円未満で値ごろ感があるうえ、ＰＢＲ０．５倍強と会社解散価値のほぼ半値水準にあり、期末一括３円配当続けている企業として評価不足が著しい。

　業績面でも高利益率の車載用小型カメラ部品が好調で収益に貢献、１７年３月期第３四半期の営業利益は６億５６００万円と既に通期計画の６億５０００万円を超過している。自動車の電装化が加速している現状、自動運転車普及過程でも車載用カメラ市場は今後も成長が続くことが予想される。株価は３月１４日につけた年初来高値１９９円奪回から２００円台活躍が視野に入る。（市）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）