日立造が４日ぶり反発、第３四半期は２ケタ増収で最終赤字幅縮小

　日立造船＜7004.T＞が４日ぶり反発。２日取引終了後に発表した１５年３月期第３四半期累計（４～１２月）の連結決算は、売上高２２７８億２０００万円（前年同期比１０．５％増）、営業損益２７億６２００万円の赤字（前年同期３２億９９００万円の赤字）、最終損益３３億６０００万円の赤字（同４５億２０００万円の赤字）と２ケタ増収で赤字幅が縮小した。
　第３四半期はごみ処理施設建設工事進捗で増収を確保、環境・プラントやインフラ部門の損益は悪化したが、他部門で改善が進んだ。また、アタカ大機、ニゾウテック完全子会社化に伴い、負ののれん発生益を計上したことから最終赤字幅が縮小した。通期は売上高３４００億円（前期比２．０％増）、営業利益１００億円（同２６．９％増）、最終利益４０億円（同７．６％増）の従来見通しを据え置いている。

日立造の株価は９時５６分現在６５５円（△１５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）