指月電が一時１２％高、村田製と車載用高耐熱フィルムコンデンサを共同開発◇

　指月電機製作所<6994.T>が大幅続伸し、一時、前日比９４円（１２．９％）高の８２５円まで買われている。この日の午前中、村田製作所<6981.T>と共同で、１２５℃の高温環境下での連続使用が可能な高耐熱フィルムコンデンサを開発したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　新製品は、従来の高耐熱フィルムコンデンサの温度保証が１０５℃までが一般的であるのに対して、１２５℃の高温環境下での連続使用が可能で、自己回復機能に対応したのが特徴。今後さらなる高温保証が求められる環境対応車のコンバータや、モータ駆動用インバータなどに最適とされ、村田指月ＦＣソリューションズにて９月からサンプル出荷を開始し、来年４月からは量産を開始するという。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）