日東電が３日続伸、７月売上高の改善傾向を好感、ＪＰモルガンが投資判断引き上げ

　日東電工<6988.T>が３日続伸し５１００円台を回復し、昨年１２月以来の高値水準となっている。１９日引け後に発表した７月の月次売上動向（連結ベース）が、全社ベースが前年同月比１１％増（前月比９％増）、うち情報機能材料は同１０％増（同１０％増）となり、６月の全社ベース前年同月比３％増、うち情報機能材料同１％減から大きく改善したことが好感されている。これを受けてＪＰモルガン証券では、北米メーカーの新モデルに向け、ＩＴＯフィルム、偏光フィルムの出荷が本格化し始めたためと指摘。ＩＴＯフィルムに対する懸念は既にピークアウトし高収益ビジネスに回復しているとみるほか、上記新モデルで本格収益貢献が始まる偏光フィルム新製品で同社光学フィルム事業の差別化と新たな成長イメージが創出されると考えると評価しており、目標株価を４９９０円から５８００円とし、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げている。

日東電の株価は１３時４０分現在５１４１．０円（△１５４．５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）