東京株式（前引け）＝円高含みの為替相場を横目に反落

　８日前引けの日経平均株価は前日比６３円７２銭安の１万９９９２円１７銭と反落。前場の東証１部の売買高概算は８億４１２万株、売買代金概算は１兆２９１億５０００万円。値上がり銘柄数は６４８、値下がり銘柄数は１２４４、変わらずは１２９銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米株高などを受け、朝方はリスク選好ムードのなか若干買い優勢で始まったものの、その後は急速に値を消しマイナス圏入り。前場後半には為替が円高に振れるのを横目に一段安となった。前引けの日経平均は再び２万円大台を割り込んでいる。前日に４～６月期決算を発表したソフトバンクが売りに押される展開となり、全体指数を押し下げるとともに投資家心理を冷やす格好となった。好決算銘柄も出尽くしで売られるものが散見され、引き続き上値の重さを印象づけている。

　個別ではルック<8029.T>が物色人気となり、ＫＬａｂ<3656.T>も商いを集め大幅高。ジーエス・ユアサ　コーポレーション<6674.T>が急伸、日本製鋼所<5631.T>も値を飛ばした。ワールドホールディングス<2429.T>、ワコム<6727.T>が活況高。日本カーバイド工業<4064.T>も上昇した。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、ホシザキ<6465.T>は急落。サントリー食品インターナショナル<2587.T>も大きく水準を切り下げた。東邦亜鉛<5707.T>、パイオニア<6773.T>が売られ、太陽誘電<6976.T>も安い。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）