京セラが大幅続落、１６年３月期業績は営業７１％増益予想も当面の材料出尽くし感

　京セラ＜6971.T＞が大幅に３日続落、前日比４９６円安の６５３１円まで下げ幅を広げている。
　前日取引終了後、１６年３月期の連結業績予想を発表。売上高１兆６０００億円（前期比４．８％増）、営業利益１６００億円（同７１．３％増）と増収大幅増益を予想した。ただ、株価は先行して上昇、２３日に年初来高値７２０７円をつけており、当面の材料出尽くし感から利益確定売りがかさんでいる。
　今３月期はスマートフォンや通信基地局、自動車向け需要拡大に対応した生産増強により、売上高は３期連続で過去最高を更新。前期に資産評価見直しに伴う損失を計上した反動もあって、大幅な営業増益を見込む。

京セラの株価は１０時５４分現在６６３２円（▼３９５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）