ロームが堅調、車載、産業機器に最適な新耐硫化チップ抵抗器を開発

　ローム<6963.T>が堅調。同社はこの日、車載や産業機器、通信インフラなど硫化の厳しい環境下での用途に最適な新耐硫化チップ抵抗器「ＳＦＲシリーズ」を開発したことを発表した。一般的にチップ抵抗器の内部表面電極と側面電極には銀が使用されているが、銀は硫化が進行しやすく、硫化環境下で使用する際の長期信頼性に課題があった。そこで新たに開発したチップ抵抗器は電極部に同社独自の構造と保護材料を採用することにより、耐硫化性能の大幅な向上に成功。車載や産業機器など硫化環境下で使用されるアプリケーションの長期信頼性や、安全性の向上に貢献する。既に２０１５年より量産を開始し、現在月産５０００万個の体制で量産している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）