＜注目銘柄＞＝日本ＣＭＫ、今期業績はＶ字回復へ

株価は三角もちあい上放れの様相

　日本ＣＭＫ<6958.T>の今期業績はＶ字回復が見込まれている。前１６年３月期は通信・アミューズメント向けのプリント配線基板など電子部品の販売減少や為替差損の計上で６億２８００万円の経常赤字（前の期は１５億１３００万円の黒字）に転落したが、今１７年３月期は車載向けの販売拡大などで２１億円の経常黒字に浮上する見通し。為替動向には注意が必要だが、前期に実施した経営合理化の効果も今期利益の押し上げ要因となる。

　株価は７５日移動平均線をサポートラインに株価水準を切り上げる動きで、大勢上昇基調が継続。３月３０日に年初来高値４９９円をつけたあとは一服商状となったが、足もとでは三角もちあいから上放れる様相をみせており一段高が期待できそうだ。また、ＰＢＲが１倍台を大きく下回っている点にも注目したい。（参）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）