【売り】岩崎電気㈱（6924）ミネベアとの業務提携を材料に一時180円突破も、既に反落に向かう= フェアトレード 西村剛

過熱感からの売りが出やすい地合いに変化

■注目銘柄：【売り】岩崎電気㈱（6924）
照明機器を中心とする大手電機メーカー。
1944年設立、本社所在地は東京都中央区。

■注目理由
8月1日に決算を発表。
平成29年3月期第1四半期（4-6月）の業績は、売上高+2.2％、経常損益は△682百万円で赤字幅拡大となった。
売上営業損益率も前年同期の-2.9％→-6.4％に悪化し、やや苦戦しているようだ。

チャートを見ると、9月29日の株価は前日比で約33％も急上昇しており、値動きの速さからも過熱気味と思われる。
同日付で、同社は無線機能付きLED照明器具の開発を協業で進めてきたミネベアと資本業務提携契約を締結したと発表しており、これが材料視されたもよう。（出典：2016年9月29日　Kabutanニュース）
30日の株価は既に大幅に下落しており下落が続く可能性もあるので、しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。
また、9月29日終値時点でPERは17.85倍、PBRは0.53倍となっており、割高感がある。
今から追いかけ買いするのは危険か。