多摩川ＨＤが一時Ｓ高、子会社が第３３回神奈川工業技術開発大賞「奨励賞」を受賞

　多摩川ホールディングス<6838.T>が一時ストップ高まで買われた。同社は１２日、神奈川県と神奈川新聞社が主催する「第３３回神奈川工業技術開発大賞」で、子会社の多摩川電子が開発した「光伝送・給電方式の高帯域電磁波計測装置」（光給電ＲｏＦシステム）が奨励賞を受賞したと発表した。

　光給電ＲｏＦシステムは、電気ノイズ信号を直接光に変換し、光ファイバーによる信号伝送と電力供給を光で行うことによって、電波暗室内の電磁界に影響を及ぼさずに正確な測定を行うことができる小型・広帯域・高感度な電磁波計測システム。車載用電子機器の誤作動を誘発する電気ノイズ性能を正確に測定・把握することができる。

　このほか６日に、多摩川電子が日本空港無線サービス（千葉県成田市）から「空港ＭＣＡ用光ＤＡＳシステム」の開発・製造委託を受け、このほど成田国際空港で運用が開始されたと発表したことも引き続き材料視されているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）