日立マクセルが大幅反落、１５年３月期業績予想を下方修正で 事業構造改革も発表

　日立マクセル<6810.T>が大幅反落。２２日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１６７０億円から１５４０億円（前期比３．７％増）へ、営業利益を同８５億円から５１億円（同３０．７％減）へ下方修正したことが嫌気されている。スマートフォンの市場構造の変化が当初見込みよりも早く進み、低価格帯の機種比率が急激に増加していることを受けて、ハイエンドスマートフォン向けの民生用リチウムイオン電池の受注が減少していることなどが要因という。なお、純利益は有価証券ほか資産の売却などを検討していることから、６７億５０００万円（同９．２％減）の従来予想を据え置いている。
　同時に同社では、経営基盤強化に向けた事業構造改革を実施すると発表しており、早期退職支援制度や、リチウムイオン電池製造の委託拡大などを実施するとした。

日立マクセルの株価は９時２９分現在１５７４円（▼１５２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）