国内通信業界は、IMS(IP Multimedia Subsystem)を中心としたNGN(Next Generation Network;キャリアによるSLAにより品質が担保された新サービス網)が固定系からスタート、携帯電話のHSDPAや免許認可を控えるWiMAXなどワイヤレス通信網が いずれNGNに接続され、オールIP網が構築されていくターニングポイント。 この通信品質を担保するうえで(物理層など下位レイヤーではなく)上位レイヤーであるプロトコル・アナライザーが鍵となり需要が喚起されるのは確実視できるところ。アンリツ等の同セクター銘柄に対し、アルチザが競争優位な分野であり、オールIP化による音声通信のVoIP移行で更なる成長も望める。
アルチザの場合、有利子負債が無いに等しいうえ、高い自己資本比率と成長に向けた財務面での不安要素も少ない。
ここ3期の大幅なEPS成長に対し、Forword PEは据え置かれた割安状態が続いており、買いの好機。