コスモス電は反落、増担保規制の復活嫌気も下値では押し目買い◇

　東京コスモス電機<6772.T>は４日ぶり反落。同社は産業機器用可変抵抗器や車載用センサーなどの電子機器を手掛けるが今期経常黒字転換が濃厚で、来期についてはトヨタ自動車<7203.T>向け「車載フィルムヒーター」の受注などが寄与して、業績急回復が有望視されている。

　直近は東証が同社株に対し、１５日売買分から委託保証金率５０％以上（うち現金２０％以上）とする増担保規制を発表、日証金も同日から貸借担保金率を３０％から５０％に引き上げる措置を発表しており、これが利食い売りを誘発している。同社株は今月６日に、東証が増担保規制を解除したことを契機に、物色人気が再燃していたが、急激な株価上昇を受け再度規制がかかる格好となった。もっとも、下値では買い向かう動きも観測され、朝方２４円安に売り込まれた後、一時６円安まで値を戻す場面もあった。

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出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）