エプソンが１５年３月期業績予想を上方修正、情報関連機器の好調継続見込む

　セイコーエプソン<6724.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１兆４００億円から１兆６００億円（前期比５．１％増）へ、営業利益を同１２００億円から１３２０億円（同６５．９％増）へ、純利益を同１０００億円から１１１０億円（同３１．８％増）へそれぞれ上方修正した。上期に情報関連機器のインクジェットプリンター消耗品の売り上げ拡大やＰＯＳシステム関連製品の販売が好調だったほか、液晶プロジェクターの販売数量増加などで計画を上回ったことに加えて、下期も大容量インクタンクシステム搭載プリンターの販売拡大や、オフィス向け新プリントサービスの販売強化の効果が期待でき、また、液晶プロジェクターの販売好調が継続する見込みであることなどが要因としている。
　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高５１２８億７００万円（前年同期比８．８％増）、営業利益７８５億８２００万円（同２．６倍）、純利益は６５５億８７００万円（同３．３倍）だった。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）