富士通はＪＡＸＡがＮＡＳＡと進める全球降水観測計画の主要地上システムを構築

　富士通＜6702.T＞は２日、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）が米国ＮＡＳＡなどと共同で進めている全球降水観測計画（ＧＰＭ）ミッションの主要地上システム「ＧＰＭ／ＤＰＲミッション運用系システム」を構築したと発表した。
　今回、構築したのはＧＰＭ主衛星をはじめとする複数の人工衛星が取得するデータから世界中の降水についての情報を作成、ＮＡＳＡ、気象庁、水災害・リスクマネジメント国際センター、国際建設技術協会などの関係機関へ配信する基幹システムで、同社がプラットフォームからアプリケーション、運用保守までをトータルに提供する。
　ＪＡＸＡは２月２８日に開始したシステムからの一部機関へのデータ配信に続き、２日からは地球観測衛星データ提供システムからの一般向けオンライン提供を開始している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）