メルコが１５年３月期業績予想を下方修正、周辺機器部門の低迷で上期売上が想定下回る

　メルコホールディングス<6676.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の９００億円から８３０億円（前期比１８．０％減）へ、営業利益を同５０億円から３０億円（同６．７％増）へ、純利益を同３５億円から２７億円（同２７．６％増）へそれぞれ下方修正した。上期の売上高が期初予想に届かなかったことに加えて、下期も消費動向の厳しさが予想されることが要因としている。
　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高３８４億９２００万円（前年同期比１８．５％減）、営業利益１３億２８００万円（同３．２倍）、純利益１２億５３００万円（同２．２倍）となった。主力の周辺機器部門が消費低迷などの影響で大幅に減少し、減収を余儀なくされたが、サービス部門や金融部門を重点分野と位置づけてグループ収益力の強化を図ったことや、粗利の改善や販管費の削減が奏功し増益を確保した。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）