メルコが急反発、第１四半期は１２．７％営業増益、自社株取得枠設定も好感

　メルコホールディングス<6676.T>が急反発。同社は２５日の取引終了後、１７年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高は１８１億２３００万円（前年同期比６．８％減）、営業利益は１２億９８００万円（同１２．７％増）、純利益は１２億４８００万円（同３４．６％増）と２ケタ増益を達成した。個人向けでは高付加価値製品の販売を強化、法人向けでは文教市場をターゲットとした多台数同時接続時でも安定した接続が可能な無線ＬＡＮ製品の拡販に取り組み、海外事業は、法人向けを中心とした販売網の再構築を行っている。

　通期業績は売上高８３０億円（前期比３．７％増）、営業利益３５億円（同１９．６％減）、純利益３５億円（同６．３％減）と従来見通しを据え置いた。

　加えて自社株取得枠の設定を発表。上限を３００万株（発行済み株数の１５．６１％）、または８０億円としており、取得期間は７月２６日から２０１７年７月２５日まで。株主還元の強化及び資本効率の向上並びに経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行するためとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）