ＷＳＣＯＰＥが３日続落、生産設備第６・７号ラインにおける出荷開始発表も反応限定的

　ダブル・スコープ<6619.T>が３日続落。１７日の取引終了後、準備中だったセパレータ生産設備第６・７号ラインの試運転と一部主要顧客への出荷を開始したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。

　同ラインは、増加する顧客からの供給依頼に早期に対応するため、韓国ＬＧ化学から取得。韓国子会社オーチャン第２区域に新たに建物を建設し、取得したラインを移設して出荷に向けて準備していた。

　なお、同社ではこのほか、開示済みの第５号生産ライン（今年８月量産移行予定）、第８・９号生産ライン（１７年下期量産移行予定）の３本の設備投資を進行させており、これらが全て稼働した場合、現時点の生産能力に対して約７０％の能力増強になると想定している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）