日本電産が１７年３月期営業利益予想を上方修正、５００万株を上限とする自社株買いも発表

　日本電産<6594.T>がこの日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高は１兆２０００億円（同１．８％増）で据え置いたものの、営業利益を１３５０億円から１４００億円（前期比１９．０％増）へ、純利益を１０００億円から１０５０億円（同１６．７％増）へ上方修正した。

　車載向けモーターや、液晶ガラス基板および有機ＥＬ搬送用ロボットの販売好調などで第３四半期業績が想定を上回っており、これを反映させたことが要因。また、１～３月期の想定為替レートを１ドル＝１００円から１１０円へ、１ユーロ＝１１０円から１１７円に変更したことも寄与する。

　同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高８６８２億２８００万円（前年同期比３．０％減）、営業利益１０６１億９７００万円（同１７．６％増）、純利益８１６億３８００万円（同１７．４％増）だった。

　また、自社株取得枠の設定もあわせて発表した。上限を５００万株（発行済み株数の１．６９％）、または５００億円としており、取得期間は１月２７日から来年１月２６日まで。経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行するためとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）