岡野バルブが反発、１６年１１月期最終利益は賠償金が寄与し計画上振れ◇

　岡野バルブ製造<6492.T>が反発している。２０日の取引終了後、集計中の１６年１１月期連結業績について、最終利益が従来予想の２億２５００万円から２億２６００万円（前の期比３３．９％減）へ上振れたようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　福島第一原子力発電所事故に伴う東京電力ホールディングス<9501.T>からの賠償金が当初予定よりも増加したため。ただ、バルブ事業において、東通原子力発電所や柏崎刈羽原子力発電所向けの売り上げ予定案件の一部が繰り延べになったことが響き、売上高は７７億円から７５億円（同１．６％減）へ、営業利益は１億２５００万円から１億１３００万円（同６９．７％減）へ下振れて着地したという。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）